逆流性食道炎の症状・検査・治療

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎とは胃酸や胃の内容物が食道に逆流し、食道粘膜に炎症が起こっている状態です。さまざまな原因によって起こりますが、特に加齢による筋肉や機能の衰えが関与しているケースが多く、60歳以上の女性に多い傾向があります。代表的な胸やけなどの症状以外に、めまいや咳、喘息など多彩な症状を起こすことがあるため注意が必要な病気で、近年増加傾向にあります。

逆流性食道炎の症状

主な症状

  • 胸やけ
  • 嚥下障害(飲み込みにくい)
  • 喉に何か詰まっている感じ
  • 呑酸(ゲップの際に酸っぱいものが苦いものが上がってくる)
  • 胃もたれ
  • 胃やみぞおちの痛み
  • 吐き気
  • 膨満感

その他の症状

  • しつこい咳
  • 喘息
  • めまい
  • 耳鳴り

など

逆流性食道炎の原因

主に3つの原因に分けられます。

胃酸の過剰分泌

胃酸が過剰に分泌されて逆流が起こりやすくなっている状態です。肉類、脂っこいもの、脂肪のとり過ぎなどにより起こります。

食道と胃の境目にある筋肉の機能低下

食道と胃の間には括約筋という筋肉があって、食べ物を飲み込んで胃に送る場合以外はこの筋肉が締め付けて逆流を防いでいます。加齢や胃の手術などによって括約筋の機能が低下すると逆流を起こしやすくなります。また、高齢になると消化管の蠕動運動の機能低下も起こり、これも逆流を起こしやすくします。

腹圧の上昇

腹圧が上がると胃が外部からの圧力を受けるため、逆流を起こしやすくなります。ベルトや下着、衣類によって腹部を締め付ける、重いものを持つ、猫背や前屈みの姿勢、肥満、高齢で背中が丸くなるなどにより腹部が圧迫されて逆流が起こります。

逆流性食道炎の診察と検査

問診で、症状の内容や起こりはじめた時期、どんなタイミングで症状が起こるかといったことをうかがいます。また、姿勢や食生活など生活習慣も発症に大きく関与しているため、そうした部分についてもご質問しています。

食道の状態を確認して、適切な治療を行うためには内視鏡検査が不可欠です。胃内視鏡検査は、食道や十二指腸の粘膜も確認できる検査です。これにより食道に赤みやびらん、潰瘍などがないかを確認します。 当院では、多数の内視鏡専門医や指導医が在籍しており、楽に受けていただける精度の高い無痛胃内視鏡検査を行っていますので、安心していらしてください。

逆流性食道炎の治療

薬物療法で効果的に症状を改善できるケースがほとんどです。ただし再発しやすいため、生活習慣の改善も重要になってきます。

薬物療法

プロトンポンプ阻害剤やH2受容体拮抗剤といった胃酸分泌抑制薬を中心に用い、消化管運動改善薬や粘膜保護剤を処方することもあります。

生活習慣の改善

控えること
  • 暴飲暴食
  • 脂っこいもの
  • 甘いもの
  • 消化が悪いもの
  • 香辛料
  • 炭酸飲料
  • 喫煙
  • 飲酒
  • カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶、抹茶、エナジードリンクなどカフェイン含有のもの)

※アルコールは筋肉をゆるませる作用があるため、逆流性食道炎を起こしやすくなります。特に寝る前に飲むと強い症状が現れやすいのでご注意ください。

睡眠

  • 食後、2時間以上経過してから就寝する
  • 横になると症状が出る場合には、背中にクッションを当てるなど上半身を少し高くして就寝する

日常生活

  • 前屈姿勢や猫背を避ける
  • 腹部を締め付ける衣類を避ける
  • 重いものを持たない
  • 肥満や便秘を解消する
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