除菌後胃がん

除菌後胃がんとは

除菌後胃がんとはピロリ菌除菌治療によってピロリ菌が除去された後に発見される胃がんは、除菌後胃がんと呼ばれています。胃がんの多くは、ピロリ菌感染陽性の方から発見されると報告されていて、除菌治療によって胃がん発生リスクは1/2〜1/3程度にまで減少するとされています。

ただし、除菌までに蓄積した胃がん発生のリスクが残るため、除菌した場合も胃がん発生のリスクはゼロにはなりません。 除菌後胃がんは、除菌後に発生した胃がんのことですが、厳密には、除菌前にすでに存在していた胃がんが除菌後に発見されたもの、除菌前には発見が困難なほど微細な病変として存在していたものが除菌後に大きくなって発見されたもの、除菌後に発生したものに分けることができます。

除菌治療を高齢になってから受けた場合や、早期胃がんが発見されて内視鏡治療(ESD)を受けてから除菌治療を行った場合には、胃粘膜にダメージが蓄積していると考えられます。こうした場合には、画像強調システムや特殊な光、拡大などの機能が搭載された最新鋭の内視鏡システムを使い、経験豊富な専門医が行う胃カメラ検査を定期的に受けることが重要です。

除菌後胃がんは見つけにくい

除菌後胃がんは見つけにくいピロリ菌が除菌され、炎症が改善してきた胃粘膜は、胃がんの増殖がゆっくり進み、サイズが比較的小さく抑えられる傾向があります。

また、除菌によって胃粘膜の炎症が解消すると、がんの悪性度も低くなり周囲との区別が難しくなる、正常組織と複雑に混ざる、正常な粘膜にもがんに似た変化が起こる、がんの境界が不明瞭になるなどが起こるので、一般的な胃がんに比べて発見が難しくなることがあります。

特に早期の除菌後胃がんは発見が難しいため、精度の高い検査が必要になります。

除菌後の経過観察が大切

除菌後の経過観察が大切除菌後の定期的な胃カメラ検査によるフォローアップはとても重要です。除菌治療を受ける目的は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの再発防止と、胃がん予防です。そして除菌後の胃がん予防には、定期的な胃カメラ検査が必須です。

除菌によって胃がんリスクは低下しますが、ゼロになるわけではありません。除菌したら胃がんにならないと誤解されている方も多いのですが、除菌前までの間に蓄積した胃がんリスクが残ります。また、潜在がんや見逃されていた微小ながんがあって、除菌後にそれが顕在化することもあります。

除菌後胃がんについての調査では、100人に10人に進行胃がんが発見されていて、そのほとんどは除菌後に定期的な経過観察を受けていなかったケースだったと報告されています。

除菌後胃がんでも早期発見が有効です。フォローアップとして、除菌されてからも5年間は毎年胃カメラ検査を受ける必要があります。また、ローリスクな方でも2年に1度は胃カメラ検査を受けるようにしてください。

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